白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららMAX2023年12月号感想

遅くなりましたがMAX感想です。

だいぶペース遅れたままだけど追いつけるかなあ。

 

ご注文はうさぎですか?

 この作品忘れた頃に不思議要素を出してくるの結構独特ですよね…いろいろ現実の尺度で図れないことが起きるんですけど、そこにあまり深く説明がなされないバランス感覚がなんというかヘン。ティッピーも最初からいたけどまあそういうものと受け入れられているし…。

 じわじわと最終回に向けて進んでいっている感じがありますね。ごちうさ亡き後のMAXがどうなるのかまったく予想がつかなくて楽しみです。

 

『てくてくっ!秘密リサーチ』

 今回は駅回。

 草書体が読めるマリンと鉄道唱歌を知ってるすかいの連携プレイで昔の思い出が呼び覚まされるひぐれさん。しかし66番まであるのは多すぎですね…。

 ところでなんか今回ネットミーム多くない?

 

『ぬるめた』

 デカいくるみ…ダヨーとかいいそう。

 ちゃんとデカくなったくるみはめちゃくちゃ美人ですね…。これは梶原くんでなくても落ちるわ。ところでちあき胸の大きさにめちゃくちゃ文句言ってるけどそういうところの調整も自分でやってるわけではないのか。謎だ。

 

『リリカお嬢様に振り回される!』

 最終回です。

 先端医療で急に足の治療ができそうになってしまったお嬢様。父親のしっかりデータや実現性を担保した上で提案という形でボールを投げてくるやり方、たしかにやり手の仕事人という雰囲気が出ていますね。リリカの言う通り周到すぎて胡散臭さを感じるのもわかるのですが、そこで感情的に突っぱねられないところがリリカの成長ですね。いままで永野が愛情持って親代わりとなってきたひとつの成果です。

 やはりこういう2巻完結でしっかり一区切りのエンドを見られる作品はよいですね…。メイス先生はお疲れ様でした。

 

『アイドルビーバック!』

 ストーリー的にはまだまだ溜めの段階ですけど、この作品コマ割りがうまいですね。前半の4コマ割りから完全に4コマから離れたコマ割りに遷移するP186の間、P184,185は実質的なコマ割り自体は4コマながらコマ線や画面構成を広げてクッションとしているんですよね…。そこ以外でもコマから大きくはみ出すような構図が多くて、画面を広く使えていて見栄えがしますよね…。流石のはんざわ先生の力量です。

 

『瑠東さんには敵いません!』

 最終回です。

 「わむらちゃんだあ」のコマ、いろいろ余裕がなくなった状態の瑠東さんがワンテンポおいて素が見えてる感じでたいへんよいですね。

 「和村ちゃんの普通が私にとっては特別」きっとどんな人間関係でもよくあることなんでしょうね。そして「自分の望むとおり」の本音をさらけ出した和村ちゃん。矛盾しているようにも見えるわがままな本音ですが、結局のところ秘密の関係だからそのまま続ければいいよね!といういいとこどりの結末。

 P201右4コマ目の喧騒の中でのふたりだけの世界って感じの描写が感慨深いですね。物理的に隠れていなくてもふたりが心の中に秘めていれば秘密の関係なんですよ…。すこしだけ変わったり変わってなかったりしそうな今後のふたりのやり取りをもう少し見ていたかったですね。

 そして最終回でタイトル回収する作品は名作の法則。

 相崎うたう先生は本当にお疲れ様でした。アオリ文からすると再々登坂にも期待が持てるのか…?ぜひお待ちしております。

 

 リリカお嬢様、瑠東さん、マグロ、わいどすと最終回作品が重なってまたガラッと紙面の雰囲気が変わりそうですね。個人的には今の0巻~1巻あたりの中堅作品はかなりバランスよく多様性があると思いますよ。

 でも今月のゲストは正直どれも微妙かな…。