白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららMAX2024年4月号感想

MAX感想です。

 

 表紙は早々に1巻発売の『アイドルビーバック!』。

 黒とピンクのコントラスト強めの表紙は鉄板ですがやっぱり映えますね。

 あんじゅさんの性格的にはあんまりこういう感じの服着そうにないのですがこれはこれは新鮮でよい。

 

『アイドルビーバック!』

 各自の役割も決まって絶賛再始動中のアイビバ。

 と思ってたら椿ちゃんPの曲づくりに暗雲が。今までおおむね自分のために作っていただけの子に、急に仕事として振られていろいろと迷走していますね。曲作りについては天才的なスペックの持ち主かと思っていましたが、まあ色々悩んで当然ではありますね。

 ところであんじゅさんはもうこういうおっさんみたいなキャラで椿ちゃんに接し続けていくんですかね…

 

『エイティエイトを2でわって』

 今流行ってるのとは別の猫ミームだこれ。

 ふたりの会話でひっそりと再登場しているパワー系お嬢様こと九十田さん。この子ナチュラルにヘンで好きだったんですよね…。ホームランみたいなフォームでドラぶん殴ってたのはやっぱり野球好きだったのか…。そんな幕間をはさみつつ奏と美弦のあいだでは徐々に歩み寄りが進んでおり仲良しでよいですね。

 その裏でゆずと出会った新キャラの上原咲雪さん。ネガティブなくせにあっちこっち意識が飛びまくってどんどんボロを出すのなんか「人間がへたくそ」というワードが浮かぶ。ああいう表現を言語化したまたぞろ。は偉大な作品でした。そしてピアノ専攻でありながら「ぜんぜん得意じゃない」というのはなかなか裏がありそうな発言ですね。理想が高すぎるのかほんとに得意じゃないのか…?激重感情といい過去の奏といろいろ関わっていた子っぽいですし今後ここからいろいろ掘り下げがありそうで楽しみ。作風的にそんなに重苦しい感じにはならないと思いますが、ギャグで流される感じでもなさそうなので果たしてどうなるのか…。

 咲雪さんは有馬先生らしいシュールパワフルギャグとの相性がかなり良さそうで今後の活躍が楽しみですね。柱煽りもさすがに今回は味気展開とかいってる余裕はなかった。

 

『へるしーへありーすけありー』

 今回も美術科の変な女が増えた!という宇佐美大和さん登場。毎回こうやってヨモギさんが振り回され続ける作品だと理解しました。大和って女の子につける名前にはちょっとめずらしいですね。怠惰同盟はこの寮のやつらみんな入ってそうだな…どうせラジオ体操とか完全に忘れてるんだろうな…。

 そして怪しげな新キャラ登場で〆。「毛玉」呼ばわりはちょっとひどいし雰囲気がこわい。「お友達なのか…?」って言ってるけどどう見ても敵キャラの登場演出なんですよね…。キバ生えてるし吸血系のひとっぽいですね。見た目が洋風ですしのぶすまではなさそうですが。

 しかしこの作品、ちょっと過去のきららでもあんまり見ないレベルで文字が多いですよね…P46-47とか余白がまったくないうえにセリフと吹き出し外の文字多すぎてビビった。面白いのは間違いないんですがもうちょっとこう可読性に配慮を…と思わなくもない。いや面白いし大好きなんですけどねほんとに。

 

『神絵師のおしごと』

 ちょっと前にゲストしてた作品が再登場連載開始らしいですね。当時はそんなにしっかり読んでなかった。

 現代は神もWebを通じて信仰を集めているっていう言説は割りと一般化してきていますが、そこに絵師というワンクッション噛ませているのはちょっと新しいかも。もみじさんはつまり現代に翻案された神官や預言者というわけですね。今後の展開が楽しみです。

 

『涼井さんの推しメシ』

 先月からの推しゲスト。相変わらず涼井さんは高校生に見えない色気を醸し出してますね…。

 今月の推しメシはラーメン。わたしは担々麺が好きなんですが、塩ラーメンもいいですよね…。このお店は薬味に柚子胡椒があったりいわゆる追い飯も焼きおにぎり形式にして薬味を添えたりと細部に凝ってるよい店ですね。焼きおにぎりみて宇宙猫みたいな顔になってる涼井さんはかわいい。

 ところで涼井さん先月も今月も「うみゃああああ~~~…」って言ってるけど名古屋人なのかな…。

 

久しぶりに長めの記事を書いた。ぜんぜん推敲してないのでアレですが。

最近のMAXのは新規作品に好みなのが多いですし、安定感のある長寿作品に『アイビバ』『エイティエイト』『スポチャン!』と実績のある作家さんの新作とバランスがたいへん良くて読んでて楽しいですね。