白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららキャラット2023年10月号感想

キャラット感想です。

 

 

 

『ずんだもんTV!』

 謎の新連載が始まっていました。ササエルからの縁で東北シリーズとのコラボの話がきたそうで、何が次につながるかわからないものですね。

 ずんだもんというとYoutubeでもすっかり人気キャラになってトップバリュやら中国通販の怪しい商品の紹介からクソみたいなうっすいうっすい内容の読み上げ動画に大活躍ですが、連載でもほんとに配信キャラになるとは思いませんでしたね…。

 東北きりたん(11)いちおう公式作品なのにそんなキャラでいいんだ…。あとずんだもんが宇宙人じゃないかと疑ってるけどお前らもたいがい常人には見えないんだよなあ。とくに頭に出刃包丁刺さってるやつ。

 

RPG不動産』

 ぶじサトナとラスティーレも和解して、強い魔力をもった鉱脈で生活を始めるようですね。こちらは一件落着でなによりです。

 それはさておき神様ことミモちゃんの力で過去に来ていた4人ですが、未来を変えることはやっぱり良くないことだったみたいで、ママにふっとばされてしまいました。「責任」という言い方がちょっと気になるところですね。「元に戻す」というわけではないようなので、ここからさらに一波乱ありそうな含みですね…。

 そして未来が変わったことで消えてしまうRPG不動産の5人。さらっと言ってますけどラキラさん思いがナチュラルに重いなこいつ…。二段底エンドかな?もちろんここから巻き返しあるんでしょうけどいわゆるパラレルワールド学説みたいにいままでの積み重ねを壊して転生エンドとかになるのはちょっといやだなあ。

 

『Vドライブ!』

 『ニチアサ以外はやってます!』の猫にゃん先生の再登場。初回から2話構成&センターカラーだったり公式からもかなり早い段階で出てたりと、相当本気で推していく意思が感じられてよいですね。最近のキャラットは『たくあかっ!』といい上の『ずんだもんTV!』といいいろんな施策で話題性を出そうとしている努力が感じられてよいことだと思います。

 そんなわけで始まった新連載。「Vライバー」愛世きらりこと井瀬愛梨さん。契約書の字が汚すぎてヤバいね…。序盤の全体的にアホみたいな雰囲気から「侵略者」の登場でガラッと空気が変わるのは実にバトルものの王道スタンスでよい。 そして侵略者と戦うための力が「チヤホヤされるほど強くなる配信」という承認欲求モンスターなきらりさんに都合のよいシステム。怖くても痛くても「見てもらえる」ことを力にして戦えるのは一般的なヒーロー像とは違うにしても、じつに主人公気質ではありますね。

 「宇宙一のアイドル」と大きく出たエンドですが、ナレーション的なモノローグや次回予告的な締め方といい猫にゃん先生のニチアサ好きが存分に活かされていて今後も気になる作品ですね。前作よりも題材がかなりきららにマッチしているので、今後も作画の綺麗さとキャラの強さを生かして続けてくれれば人気が出そうだなあと。応援しております。

 

『はらぺこ少女と探偵と』

 すっかり保護者役が板についている音都さん。律歌だけじゃなく響の扱い方も早々に身に着けているのはなんやかんやで優秀ですよね…。刑事さんこと雪村ともきわめてまともなやりとりをしてますが、腹ぺこなことを除けば相当常識人寄りですね。あと前髪の脇のところが下に長く伸びてくるっとなってる髪型が好き。こういう髪型なんていうんですかね…。

 

ひだまりスケッチ

 そもそも作風そのものがだいぶ古くなってきているのかな…とちょっと思わなくもない。最近は4コマ漫画でもどんどんコマごとの情報量を増やしまくって見応えのある画面を作る作品がめずらしくないだけに、変わらずシンプルかつ可愛い絵柄は安定感はあっていいんですが新鮮味はないように思ってしまいますね。なにはともあれ最近は掲載率上がってますし、このまま完結までゆるゆると続いてくれれば何よりです。

 

 今月はこんな感じで。

 キャラットも最近の新連載に今後が気になる作品が多くて読んでいて楽しいですね。