白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららMAX2024年1月号感想

MAXMAXMAX!です。今年が終わってしまう。

 

 

『ぼっち・ざ・ろっく!』

 今回異常に文字数多くない…?モノローグがうるさすぎるよこの子たち。

 修学旅行回って普通バンド要素出てこなくてもおかしくないのに、出しかたがヘンすぎるんですよねこの漫画。こういう勢いだけでお話作ってそうなところが好きですよ。

 

『アイドルビーバック!』

 既定路線とはいえ最後のコマいいよね…。

 これでメインキャラは出揃った感じですかね。ここから新生アイビバの活動が始まるわけで今後が楽しみです。

 

『へるしーへありーすけありー』

 ちょっと前回から間が空きましたがゲスト3話。タイトルロゴが手書きのヘタウマな感じ出てて好きです。

 相変わらず不健康を謳歌している七草さん。相変わらず大ゴマの使い方が印象的でよいですね。しかし七草さん細すぎますね…スマートというよりまさに不健康という体型で心配になる。

 妖怪のくせに七草に振り回されまくっているヨミギさんがいちいちかわいそうで可愛いですね。P86の完全に「無」になってる表情が好き。

 そんなわけで次回から連載開始です。おめでとうございます!応援していた甲斐がありましたね。来月以降も楽しみにしております。

 

『さうのあ!』

ノローグに突っ込むこかげとそれにモノローグで突っ込み返す委員長。この1ページだけでヘンな味があって面白いですね…。でも絶対真面目で面白みのない子ではないし静かでもないんだよなあ。

 

『マグロちゃんは食べられたい!』

最終回です。

 雪をマリンスノーと表現するまぐろさん、まさに本末転倒ですね。こういういつまでたってもヒトとズレている具合をジャブのように連打してくるのが作風でしたが、これも結末への伏線だったんでしょうかね。

 そして月日は流れエピローグへ。なぎさ&カジキ、さしみ&クロはそれぞれヒトとして一緒に生きることを選んだようで、あいかわらず楽しげに過ごしているようですね。ここまではきらら漫画のエンドとしてはお約束すぎるくらいの展開。

 そして衝撃的な最終ページ。ある意味死別エンドでもありずっと一緒エンドでもあり…。カジキ&クロがヒトとしてヒトと共に生きることを選んだ一方で、まぐろは魚としてあくまで食べられることを貫いたということですね。まぐろとしても、みさきのことは「特別な人」であり、大切に思っていることには変わりないだけに、みさきのモノローグが切ないところですね…。

 この手の人外擬人化同居モノの作品だと、最終的にはなんやかんやでヒトとの価値観を擦り合わせて日常は続いていくのがお約束だと思っているので、人外のヒトあらざる思想を貫いたこのエンドはかなり意外でしたね…。このエンドを描くための積み重ねであったと思うと、今までの回もすこし違う視点で見ることができそうなので、単行本2巻の発売が楽しみです。そして可能なら描き下ろし部分で二人がこの結末に達するまでの描写をすこしでも増やしてほしい…!

 

 なんにせよ『へるしーへありーすけありー』連載開始がたいへん嬉しいですね。久しぶりに相当ビビッときた読み切りだったので。