遅くなったけどMAX感想です。
【きららMAX7月号】
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) 2023年5月17日
表紙&巻頭カラーは『ご注文はうさぎですか?』。
エイプリルフールぶりの
「銀河特急」テイストでお出迎えです!
バーチャルライブ第3弾は7/29開催決定! #gochiusa pic.twitter.com/tdO47CZ5qK
『ぼっち・ざ・ろっく!』
絶賛家出中の喜多ちゃん。練習しながら話し合いをしようとするぼっちちゃんもちょっとずつ成長してきているんですね…。謎の感慨。読者からすればバレバレでしたが、喜多ちゃんがぼっちちゃんに追いつくために進学しないという理由もここではっきりと言及しましたね。でも冷静に決めないと後悔すると認識しているのは珍しくまともな判断。なにしろ今まで散々その場の勢いに流されてロクでもない決断を下してきたぼっちちゃんが言うと説得力があります…。
でもその決断の結果喜多母と対峙することになってしまったのはちょっとかわいそうかも。喜多母もまともなひとかと思ってたら結構妄想豊かなひとっぽいですし、次回の対面がどんなトンチキ展開になるのか楽しみですね。
そしてオチで唐突に登場した水虫薬。こんなんで炎上気味になってたの心底しょーもないと思うけど面白いからいいか…。でも裏垢で煽るようなこと言ってた作者はちょっと調子乗ってない?とも思うよ。面白かったけど好きではない。
『さうのあっ!』
ゲスト第3話。
こってこてのライバルお嬢様の登場とスーパー銭湯回。ロウリュやアウフグースとかも最近流行りですね。でもやっぱりそれ拷問っぽさあるよね…そんなに熱くする必要性ってあるのかな…。個人的にどうもサウナの効用には眉唾になってしまう。
そして定番のデレ描写&庶民落ちでオチ。いやほんとになんで突っかかって来たんだ先月…。完全にヒキ詐欺なんだよねえ。そして次号から連載開始おめでとうございます。
『ハコイリクリエイト』
1巻合わせで謎素材も配布されて好調なハコイリクリエイト。どこで使おうこのダブピーハイルさん。
📢📢📢『#ハコイリクリエイト』第1巻発売まであと1日📢📢📢
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) 2023年5月25日
ここで、第6話に登場したハイルちゃん合成素材を配布します!
誕生日の主役にしてみたり、他人の写真に写りこませたり、空に浮かべてみたり…
色んな写真に使ってみてください!
【第6話の試し読みはこちらから】https://t.co/Rv26gecuFA pic.twitter.com/9FIX9uNGyT
この作品デフォルメの具合が割と独特なんですけど、今月とくにその具合が洗練されてきているなあと思います。キメのコマはデフォルメ抜きで描き込んでくる緩急のつけ具合といいなかなか独自の作風を確立させてきたな…という感じで好きです。
そして前回の引きからハイルが入社できた理由について。お仕事ものあるあるのむやみに人脈が広くて弱みを握りまくってる上司キャラだ!って感じですね。まあサブキャラだしこの程度の舞台装置要素は深く突っ込まないのがお約束。
ハイルさんも仕事の進行そのものは新人だけにまだまだって感じみたいですけど、凛々さんのサポートを受けてだいぶ成長してきてますね。彼女の愛され要素はどんな仕事でも有用なSSRスキルですよね。人間関係を円滑に進められるのは本当に天賦の才みたいなものがあります…。
そしてまた謎の引き。メタ的にいえば2巻分のストーリーを回すための新キャラってやつですよね。次回以降も楽しみです。
『瑠東さんには敵いません!』
推しゲーが死んでユメたんロスで死んでる和村さん。こいつ過去一凹んでんな…。
そんな和村さんを慰めるためにユメたんコスでもてなす瑠東さん。この子基本的にはすごおくいい子なんですよね…たびたびアホになって悪ノリするけど。
ハグするには本人すぎるけど想像以上にユメたんだ!という複雑な気持ちわかるような…。二次創作が原作に寄ってはいるけど作風や表現に作者の個性が溢れててどっちの属性の作品とみなすかわかんなくなるみたいな話ですよね?違う気がする。
そして和村さんや文美さんとの交流を通して少しずつ変わりつつある瑠東さん。
仲良いひとたちに本当の自分を見せたいと思うのは自然な欲求ですし、和村さんとの関係で前向きに考えられるようになったのは結構な転機ですね。彼女の場合とくに悪意があったり多少空気読めなくてもそこまでヘンな人格ではないので、自分を見せてもきっと悪いことにはならないように思えますが、そう思えなかっただけの経験を重ねてきた物語序盤からすると極めて感慨深い展開といえます。
それでも和村さん側からしたら、自分だけが瑠東さんの本性を見ていられる「特別」な関係であたことに楽しさと喜びを感じていただけに、それを失うことに恐れを抱いてしまったということですよね…。そこではっきりとは何も言わずぎゅっとするだけなのは実に和村さんらしくてよいですね…。今回はふたりの関係性を見つめ直すきっかけになりそうな回でしたが、どうも作品自体の〆に向けて動き始めてしまったような気がしてすこし寂しいです。
なんか今回作品そのものよりも作家さんの作品外での発言とかコミック進行上の都合とかメタ的な話ばっかになってしまった気がする。まあたまにはいいか。