白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららキャラット2023年7月号感想

 キャラット感想です。

 

 

『まちカドまぞく』

 いよいよ帰還したまぞく。前回どういうお話でしたっけ……?

 回復の杖であれこれ直してたら体重が減ったシャミ子。この子こんなにアホだったかな…いやこんなもんか…極限状態だと頭が冴えるだけで普段は相当にポンコツよりだったな…さらに能力の成長でちょーし乗りまくってるのもあるんでしょうね。

 成長期にツノが生え変わるとかまた知らないまぞくの生態が…。抜けたツノはわかりやすく小倉に拾われちゃいましたし、これ以外にもミカン宅のドアとか良ちゃんの本とかもきっと今後の展開に活きてくるんだろうなという信頼感はある。でも5メガネはなんなんだ…いづも先生あんまりこういうわかりやすいパロディやる印象はなかったんですが。

 久しぶりの再開でしたがいづも先生の描き込みの細かさと独特の言語感覚は健在でよいですね。次回以降も無理せず続けていただきたいところです。

 

『escape into the light』

 相変わらずこいつら口が悪いな…コミュニケーション苦手勢の距離感が掴めてないやつなのかな…。でもP56のつむぎさんの2連発言はあまりにも煽り力が高すぎてダメなやつですよ…。

 「逃げてもいいけどその先でまた向き合う」というのはいいスタンスですよね。こうやって自分の経験を思い返して創作というかたちで咀嚼することが心の傷を癒やすのにはいいことと言いますし、つむぎさんそういうところまで考えてやってたらすごいですよね。そんなことなさそうだけど。

 そして最後のオチがシュールすぎていいですね。こういう言語化しにくいけど普通にやるのはなんかシャクだから変なことしてやる!みたいな意地の張り方すき。

 

RPG不動産』

 ファーが自分を犠牲にすることに大反対する琴音。ラスティーレ、サトナに対しても一貫してそう言えるのはじつに主人公らしい強さですね…。

 そしてここにきて本来のタイトルである不動産要素に回帰するのはまったく予想外でしたが、それだけに熱い展開ですね。そろそろクライマックスが近いのかな……?

 

『またぞろ。』

 普通でない巴に憧れる楓とフツーになりたいという気持ちを吐露する巴。こういうすれ違っていた感情をぶつけ合うシーンはいかにもクライマックスって感じで好物です。

 以前は自分の興味を優先してまわりの人の気持ちとかあんまり考えていなかった巴さんも、留年の1年を通して周りの気持ちや自分を心配する存在に気づいたというのはよいですね…。

 そしてまさかの最終回。まあ進級したら留年生のアイデンティティなくなるからお話としては完結になるってのはわからんでもないね。2年めは楓さんが留年枠として続けるというIFもあったのかもしれませんが、なんにせよ来月の最終回を楽しみにしております。

 ところで、2巻で自分の問題がなんとなく解決したような雰囲気になってたこの主人公、最近陰が薄すぎませんかね…?2巻までの自分の問題に向きあってたうちはなかなか頑張ってたと思うんですがそれ以降の出番がなんか賑やかしみたいなとこばっかりじゃない…?

 

『学園マスケラータ』

 ゲスト3話。謎の生徒ウヅキコカゲさんに迫るの巻でした。チヨダさんはさすが(年齢不詳)だけあってこういう諭すような言い回しはうまいですね。何らかの後押しを必要としているひとに寄り添ったひとことが言えるのは善良で観察力に優れているという証左なので、公安というお仕事にも適正があったんでしょうね。

 まあ3話しかないのでわかってましたけど細かい設定開示やチヨダさんの本質に迫る描写はあまりなかったですね…。もうちょっとこの設定のままでいろんなキャラや学校内の描写を見てみたかったのはかなりあるので、今からでも連載決定してくれないかなあ。

 

『ササエルの中には誰もいない』

 このザコアイドルもうダメだな……。

 

 来月また剛烈・弥太郎先生のゲスト載るのか…そろそろ単行本1巻分くらい溜まってしまうのでは…?