本誌感想です。
【きらら7月号】表紙を飾るのは、連載10周年を迎えました篤見唯子先生「スロウスタート」!
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) 2023年6月8日
シックなモノトーン調の花名&冠です! #kirara pic.twitter.com/yrqxL0okwJ
『スロウスタート』
10周年だそうですね。めでたい。
水着回です。なんか丸々一巻ぶん近くおうち水着回やったマンガがあるらしいっすよ。
志音さんや万年さん含めてメインキャスト勢ぞろいはわりと珍しい…。
先生とか冠ちゃんのちょうどいい距離感を保ちつつ仲良しな感じ好きなんですよね。
そして億さんと志音さんの邂逅もよいシーンですよね…。たぶん色々花名ちゃんから聞いているだけにいろいろと思うところがあるのかな…。
『星屑テレパス』
「ユウの中の悪い宇宙人が抑えきれなくなり、海果を縛るようなことを言ってしまう。」悪い宇宙人概念があらすじの中にも浸透してるのなんか笑っちゃいますね。
座標から地面を掘ることを思いついた海果。本当にたくましい会長になりましたね…。まったくもって感慨深い。それをサポートする遥乃&瞬のコンビも含めていいチームになったと思います。自分の正体に迫ることとなって怯えるユウをそれぞれの言葉で励ます3人はそれぞれユウの言動や行動に救われてきた経験をもとに語ってくれるあたり、今までの積み重ねが活きているなあと。悪い宇宙人と悪い地球人になって宇宙征服するユウと海果はそれはそれで見てみたいなあ。
そして再度宇宙人と更新して数々の事実が明らかに。どうやらユウは本当に本物の宇宙人で間違いないようですね。それでもここで改めて「仲間」について見直すことができて一件落着、「悪い宇宙人」な自分のことも一定の落ち着きをもって受け入れることができそうですね。同胞のひとが言っていたとおり、変化とは悪いものではなくその繰り返しが自我の確立に寄与するものであるというのは定説ですが、そこに気づかず変化を拒むというのも思春期にはありがちな悩みですね。
この星屑テレパス、登場するキャラクターそれぞれの悩みとそれを乗り越えて自己を少しずつ確立させるまでの描写の丁寧さが魅力ですね。ここまで海果、瞬、遥乃とそれぞれ自分の居場所を確立するまでの道のりを描いてきただけに、最後に残ったユウの問題にもしっかり道のりをつけてくれたのはたいへん安心しました。もちろんこれですべて解決というわけではなく、今後もいろいろ悩むこともあるとは思いますがそれを見守っていきたいと思う作品です。
ここでひとつのエピソード完結といってよさそうですが、次回以降はどうなるんですかね?そろそろロケット活動に戻らないとまた先生が泣きそう。
『けいおん!Shuffle』
言葉が足りないしなの先輩と深読みして悩む真帆の相性ってもしかしなくても最悪ですね?
でもそこに色々鋭くて要領のいいリサが混ざるとなんとかなるというバランスはいいですね。やっぱり今作色々とバランスがいいというか、キャラクターの配置が絶妙でそれぞれの関係性を深めていくようなストーリーの回し方がうまいと常々思いますね…。毎回言ってる気がするけどかきふらい先生の成長をつくづく感じる。いやほんとに今のきらら作品の中でもかなりオススメレベル上がってきてる気がするなあ。
『きもちわるいから君がすき』
直接対決回。"見"に回ろうとする神戸さんに初手から直球を投げて主導権を奪う依子さん。さすが(司さん以外のことには)異常な察しの良さと行動力を誇るだけにやり口が強い。そして唐突に奇声を発して雪に埋まることでドン引きさせて完全に場を支配するとか、そこからスッっと素に戻って提案を切り出すとか、もはややり口がメンタリストなんですよね…。ドン引きですよマジで。その能力をもっと有意義なことに使え。
そんなこんなで同盟を結んでしまったやべー奴とやべー奴。まだ一歩引いて胸の内を見せない神戸さんに対しても、意図してなのかそうでもないのか地雷を踏んで本音を引き出させた依子さんほんとうにこわい。結果的にはお互い自己をさらけ出し合って和解に至ったようでなによりですが。
最後のページ、4人のそれぞれのすきな人への対応が見られていいシーンではあるんですが、「●一見落着!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」じゃないんですよ。そんなにビックリマークつけるときある?やっぱアオリ文含めてこの作品だなあ。
『かみねぐしまい』
神様のご機嫌取りバトル開幕の巻。
それはさておき扉絵のまえなさんデカいですね。良き。
『おねロリキャバクラ』
楓さん&美波さんが同じ会社だとバレかけてしまうの巻。まあそういうお店だとそういう対処法もマニュアルにあったりするらしいですけど、やっぱこのお店いかがわしいよね…。
そしてアオリ文で発覚しましたけどやっぱこいつら毎日通ってるんだ…。もうおしまいですねこのひとたち。いやまじで節度を守った遊び方をしましょうね…。誰に言ってんだこれ…。
相変わらずきらら無印はいろいろ感想を書きたい作品が多いですね。ゲストもいい感じのが続いているし読んでいてたのしい。