白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららMAX2023年2月号感想

こないだアドベントカレンダーの記事を書いたらわりと楽しかったので、しばらくリハビリがてらきらら感想記事を再開してみようかと思います。

以前しばらく感想書いてたころは2018年とかなのでまるまる3年以上ぶりですね。

 

というわけできららMAXMAXMAX!この曲覚えているひと何人いるんだ!

 

 

先月はぼっち・ざ・ろっく!アニメ連動付録のおかげで爆売れしたMAX。きららがこんなに品薄になったのは『けいおん!』最終回以来ですかね。わたしは今月号はなんとか確保できたので一安心。読むだけならFUZがあるので問題ないのですが、今月は是非アンケ出したかったのでありがたいですね。

そして今月の特別付録はぼっちちゃん福笑いセット。年末年始にぴったりな付録ですね。

いやでもおかしいんじゃないかな…「来年のお正月はこれで決まり★」じゃないんですよ。先月のギターピックからの落差が大きすぎる…。企画されたはまじ先生はノリノリで描き下ろししたんだろうなこれ…。

 

『ぼっち・ざ・ろっく!』

先月まではできる女とかぼざろ唯一のマトモな大人とか評されていた司馬都さん回。

でもまあこの作品に欠点のない人間がいるわけなかったですね。というわけで無事スターリー3バカと同じダメ大人カテゴリに入れられてしまいましたとさ…。部屋が汚いだけであの3人と同じ扱いは若干かわいそうではありますが、自室がきたなすぎて帰れないとか事務所にネズミが出るとか割と日常生活に支障が出まくってるので仕方ないですね。

そもそもやさぐれ三銃士もヤバいのは廣井だけで、ほかの二人はちゃんと社会人してるんですよね…。金髪で目付きと口が異常に悪いのに子供向けジュース愛飲してる盗撮女と全身黒尽くめでピアスバキバキなVtuberがメインスタッフなSTARRYがまともな社会かどうかは若干怪しいですけど。

掃除の合間ですけど進路の話があったり、結束バンドのみんなが夢だけでやっていけるひとばかりではないという現実の一端に触れたり、バンドデビューするのが自分たちだけではなくいろんな人の想いを背負っているものだと認識したり。すこしずつ未来の話が具体的に語られてきているので今後の展開が気になりますね。これまでまったく描写のない喜多さんの家族の話とか…。

 

こみっくがーるず

完結まで残り3話となったこみが。

いろいろ実績を積み上げてきているのになかなか自信のつかないかおす先生ですが、物心ついたときからずっと描き続けてるってのは素直にめちゃくちゃすごいことですよね。まんが家寮のみなさんもそんなかおす先生を見続けてきたからこそ過剰に心配せずあたたかく受け入れているあたり積み重ねた絆が感じられて感慨深いものです。

そしてなんか不穏な引きが。この長寿作品でそんな2巻乙作品みたいな雑クライマックス展開に持ってく必要あるかなぁ!?

なんにせよあと2話、楽しみに読ませていただきます。

 

『ニブンノハチジュウハチ』

『はんどすたんど!』の有馬先生が待望のきららへの帰還ですよ。祝杯を挙げよう。

今作でも不思議な言語感覚と表情豊かなキャラクター、そして何よりもハイペースかつハイセンスなギャグのセンスがますます冴え渡っており、ゲスト1話にして存在感がただなりませんね。

ストーリーはピアノ関係ですが、過去には強さを見せておきながら今は心が折れてしまったメインヒロインという構図は『はるかなレシーブ』や『』なんかでも見られたスポーツものの定番ですね。ピアノはもうやらないと言っておきながら内心は未練を残しているのもお約束なので、今後彼女の再起にどんな影響を与えあっていくのかが楽しみです。

「もう……持ってきちゃったんですよ……」の絵面のインパクトがすごい。

これは是非連載してほしいのでアンケで強く推しておきました。来月も楽しみでなりませんね。

 

『ななどなどなど』

子分こと宮前このみさん回。

まあ…小町ちゃんとそれなりに仲良くやれていた奴がマトモなはずはないということですよね…。それでもこの作品のメインキャラアクが強すぎるので、宮前さんはじゅうぶん普通の子と言っていいかと。

でも宮前さんは両親にとても愛されているのがわかるよいお話でしたね。

そして小町ちゃんもななどに頼らず一人で宮前さんの家に行ってうまいこと交流をこなせていたり、自分の経験と照らし合わせて少しだけ気遣えるようになったあたり、序盤からすると相当の成長がみられてよいですね…。

 

『マグロちゃんは食べられたい!』

メリークリスマグロ!

何言ってんだお前。

この作品とうとう1巻が出てしまうんですけど、発売記念キャンペーンも割とヘンなんですよね…。要素だけ抜き取れば動物擬人化ものだったり異文化交流疑似家族ものだったりと、きらら作品としては王道なところも多いんですけどなんでこんな不可思議な味わいになるのか。