白夜の空

まんがタイムきらら作品の感想とか。

まんがタイムきららMAX2017年12月号感想

 ちょっとばかし遅くなってしまいましたがMAX感想です。

 こちらも表紙がハロウィン仕様でいい感じですね。付録のクリアファイルもkoi先生の美麗イラストが映える。

 ところでこういう雑誌付録のクリアファイルがだんだん溜まってきてるんですけど、皆さんはどうやって保存してるんでしょうか。わたしは箱に順番に詰めて保管してるだけなのですがもったいないような…。ポスター的に壁に貼ったりするといいのかな。

まんがタイムきららMAX2017年12月号

 

 

  • 『サジちゃんの病み日記』

 読み切り1話からきらら漫画らしからぬサイコ展開で注目の新作。今月号も扉絵から包 丁で襲いかかる半裸少女とかインパクトがありすぎてこまる。
 まあ今さら言うことではないのですけど、家宅侵入盗撮盗聴物損と犯罪行為の数え役満なサジちゃん。子供の作り方を知らなかったりメロさんにあっさり後始末を任せて退散したりと精神的にもかなりアレですね…。

 それにしてもそんなサジちゃんにちょっと涙目で抱きつかれた程度でキュンとしてしまう橋口メロさんはいくらなんでもチョロすぎるのでは。なんかフラグ立ってたりするんですかね…?

 SNS部メンバーの中でも特にだいぶ色々と煮詰まった内面をお持ちの藤川さん。おもにお姉さんとのいろいろが原因らしいのですが、今回でだいぶ事情がわかってきましたね。姉のピックで自傷する藤川さんはいくらなんでもこじらせが過ぎる。

藤川さんは背中も見えなかった姉に追いついて一緒の景色を見ることを目標として走ってるのですけども、お姉さんのほうは藤川さんに「自分がたどり着けなかった先の景色」へ進むことを求めてるんですよね…この辺もまだちょーっとだけ不穏なすれ違いがあるような…。今後もまだまだ二人の衝突は続いていくのだろうと思うとゾクゾクしますね。それでこそくろば・U先生です。

ちょくちょく「攻めキャラ」呼ばわりされるたまちゃんですが、ひねくれ者ばかりのSNS部において素直に自分の思いをぶつけてみんなを動かしていくのはまぎれもない主人公の風格です。今のSNS部は間違いなくたまちゃんを中心にして動いているといっていいと思います。

  • 『JKすぷらっしゅ!』

 化学少女漆葉つららちゃんの過去がちょっとだけ明らかに。雪先生に対して塩対応の裏に隠しきれない好意が見え隠れしてましたが、おぼれた時に助けてもらったせいとか少女漫画か!ってなります。素直になれない年下の彼女とちょっと抜けてるけど優しい年上彼女のカップルとか王道でいいですよね…。
「がんばってね」のコマ、優しそうな顔とか窓枠にアゴ載せて顔だけ見せるちょっと子供っぽい仕草とかとっても好きです。雪先生→つーちゃんの呼称が「君」なのも個人的に高ポイントです。
そして雪先生って大学生なんですね。教職とかなんでしょうか。

かなた&潔&つららの類友トリオの言わずとも通じる感も好き。気づかないトリオのアホ面との対比がこの作品のキモですね。

 1本ごとにボケる人が変わるスタイル。ツッコミが追いつかない。笹魔人ってなんすか。
 カレンのボケはいっつも狙ってるぽさが漂ってて、唐突にアリスの日とか登場させちゃう忍には勝てないと常々思っているのですが、今回めずらしく素の言い間違いが出ましたね。やっぱり普段は計算してボケてるんじゃないですかー。

  • 『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』

 連載5話で早々に悟りを開いたような表情がうまくなりましたね七瀬くん…。
 今回は(今回も)アホみたいな回でしたけど、こういう勢いあるツッコミの応酬に外野が無言でさらに突っ込むパターンのギャグが多くて好きです。
 それにしてもこの家族の風評被害があっちこっちで拡散しまくってる気がするのですがいいんですかね…。七瀬様ファンクラブ的には何でもありらしいですけど。

 

 

 最近のMAXは百合濃度がだいぶ上がってきてる気がする。おもにJKすぷらっしゅ!とどうびじゅのせいですが。昔「百合姫並みの百合濃度のMAX」とか言われてた時期がありましたけど、その頃に匹敵しているような。